実に25年ぶりに訪れたルツェルン。ローマからは東京~広島ほどしか離れていませんが、ガラッと雰囲気が変わって緑と湖と整然とした街並み
そんな湖畔のホールで行われているのが、一ヶ月間世界の一流オーケストラが競演するルツェルン夏の音楽祭
着飾った観客が、アルプスの絶景を楽しみながら音響抜群の会場で音楽を味わい集う、なんともセレブな雰囲気に包まれた空間と時間です
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一昨日はハーディング+アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団。ルックスも含めて女性に大人気の若手指揮者だけあり、チケットが春先にはほとんど無い状態でした。
プログラムのせいもありますが、軽快でスピード感溢れるスマートな演奏で、今っぽい幸せな響きに包まれた気品ある一夜でした。
続く昨夜はズービン・メータ+イスラエルフィル。いやあ、いやいや、打ちのめされました 最強コンビです!!
各パートの細かなフレーズ全てに魂が宿り、その表現力が抜群。ユダヤの独特な感性と歌い回し、そして当然ながら全プレーヤーの技量が凄くて、それらが団体さんとなって自分の心の奥の立ち入り禁止区域にまで入ってきて、途中から涙ボロボロでした
そして、一見バラバラなこのオケを重鎮ならではの威厳と貫禄、そして音楽の極限まで坦々とコントロールしまとめあげるインド出身のメータさん。流石です!!
会場も大変な盛り上がりで、今回の旅の最後にこんなに感動させてもらえて、感謝でいっぱいです☺
さて、これから37時間かけてゆっくりと関空への帰路に着きます。